【果実B】
- 濃厚な風味がある
- 果実が柔らかく口当たりが良い
- 安定してそれなりの甘さがある
- 後味に苦味が少し残る
- 個人的に好きな味
【収量C】
- 着果数は少なめ。今までの実測ではそれほど取れていない
- うまく育てれば果実サイズはそれなりに大きくなる
【育てやすさB】
- 半日陰でもちゃんと育ち果実に味がのる
- 主な害虫はヨトウムシ、キンモンガ、カメムシだが、ラズベリーやブラックベリーよりは少ない
- 若い葉にホコリダニがつき枯れてしまうので防除が必要
- 収穫が梅雨ともろにかぶってしまう。果実は雨にあたると劣化が激しくボロボロになった実にナメクジなどがよってきてさらに崩れる
【総合B】
果実の味はかなり美味しい。あとは地植えにして収量が上がればもっと評価が上がりそう。
↑この果実は少し小さめ。もっと大きいのも取れる果実の味はかなり美味しい。あとは地植えにして収量が上がればもっと評価が上がりそう。
夏のボイセンベリー
冬のボイセンベリー
ウィキペディアを見てみると、ボイセンベリーはかなり昔に作出された品種であることがわかります。
少なくとも1920年代にはすでに存在していたようです。
そんなに古い品種であるにもかかわらず海外では今なお加工用として人気があるらしいですね(ソースは2ちゃんねる)。
私もボイセンベリーは良い品種だと思っています。
以下に理由をあげます。
1、独特の味
植え付けて1~2年目はあまり味がのらない上に渋みが強く特に美味しいとは思いませんでした。
しかし3年目あたりから安定して甘くなり、他のキイチゴと比べても深いコクが出るようになり評価を改めました。加工用品種らしいですが生食でも十分イケる味です。やっぱり株の成熟具合で果実の味って変わってくるものなんですね。
ラズベリー、ブラックベリー、ローガンベリーの交配種らしく、他のキイチゴにはない独特の風味を持っています。ラズベリーとブラックベリーの間の子のような味で、ブラックベリーのように味に水っぽいところがなく濃厚な風味が楽しめます。それでいてジューシーで食べごたえありです。
2、豊産性?
私はボイセンベリーを8号の鉢でしか育てておらず、巷で言われるほどの収量(一株で1~2kg)は得られていません(一株300gくらい?計ったことがないのでわかりません)。ただし、ボイセンベリーは枝のある高さ(株元から30cmくらい)から先端まで均一に実がつく(実測)ので、おそらく枝を伸ばせば伸ばすほど収量が上がるのではないかと思われます(あくまで推測です)。それを考慮すると地植えで長い枝を生やさせれば急激に収量が上がるかもしれません。
3、トゲが(ほぼ)ない
ボイセンベリーはトゲありとトゲなし、その中間の個体があるそうです。
また株が成熟するとトゲがなくなるということも起こります。
うちのボイセンはトゲなし個体で扱いが楽です。
トゲのある個体のほうが美味しい(ソースは2ちゃんねる)という話を聞いたのですが実際どうなんですかね。
というわけでボイセンベリー、かなりいい品種です。
トゲがないのと果実が美味しいことから今年あたり地植えを一本試してみようかと考えています。
あとブラックベリーとラズベリーの間の子は美味しいパターンが多いのかもしれませんね。ローガンベリーやタイベリーにも手を出してみようかな?
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