今回は果樹を育てる用土について書いていきたいと思います。
うちの鉢植えの植物はだいたい
赤玉土(小粒):腐葉土=7:3
の割合で混ぜて使ってます。
最初は川砂をここに混ぜて赤玉土7:腐葉土3:川砂1の構成で用いていたのですが、そのうち面倒になってきて赤玉土と腐葉土だけで利用するようになりました。
川砂を抜いても特に問題は発生していません。
川砂というのはそもそも排水性を良くするために入れるので、
鉢のサイズを植物の大きさに合わせて選んだり鉢底石を入れたりして、加湿にならないようにすれば入れなくても構わないようです。
◆赤玉土7:腐葉土3で育てている果樹
ラズベリー
ブラックベリー
ボイセンベリー
キイチゴ野生種(クサイチゴ、モミジイチゴ)
マルベリー
スモモ
マンゴー
上の果樹は赤玉7腐葉土3で問題なく育っています。
◆それ以外
ブルーベリー(市販の培養土4:鹿沼土3:赤玉土2)もしくは(市販の培養土4:鹿沼土5)
ミニトマト(市販の培養土1:赤玉土1)
ブルーベリーは酸性の土を好むというのは有名ですよね。
そのためにピートモスを入れることがセオリーとされているのですが、
いろいろ読んでいると最近はピートモスを入れることに反対している人も一定数いるようです。
例えば大森直樹著、『一年中楽しめるコンテナ果樹の育て方』という本の中では次のようなことが書かれています。
「土壌のpHにあまりこだわると栽培が難しくなるので、他の果樹で用いるものと同じ培養土に植え付けてもよい」(p122、ブルーベリーの項)
そしてブルーベリーを育てるための用土構成として
市販の培養土4:鹿沼土3:赤玉土2
を推奨しています。
正直言って「pHにこだわると栽培が難しくなる」だけではよく意味がわからないです。しかし私はこれを採用することにしました。
理由その1
ピートモスは鹿沼土や赤玉土よりも値段が高い
理由その2
事前に水を吸わせなければいけなかったりして扱いが多少面倒。
理由その3
なるべく所持している用土の数を減らしたい(そのほうが管理が楽)
私の園芸は省力化をモットーとしているので(単にめんど(ry
いらない手間は省きます。必要な手間もそんなに影響がなければ省きます。
というわけで培養土4:鹿沼土3:赤玉土2をブルーベリーのノーザンハイブッシュである
ブルーレイ
ブルーゴールド
ドレイパー
ブルーレイ
ブルーゴールド
ドレイパー
の3品種に使用しています。
現在のところ枝が勢いよく伸びて元気に育っております。
しかし最近ブルーゴールドにクロロシスの症状が出始めているのが気になります。
クロロシスは枝が勢いよく伸びると栄養の供給が追いつかなくなって土の質とは無関係に起こるという話を聞いたことがあるので都合よくそちらのほうが原因であるように願って様子見しています。
ちなみに(市販の培養土4:鹿沼土5)という記述がありますが、これは衝動買いしたブルーベリー(ティフブルー)を植えようとしたところ赤玉土を切らしていたのでその分を鹿沼土で代用した結果です。
これも問題なく育っています(むしろ枝が勢いよく伸びてかなり元気がいいですね)。

ミニトマトはまあ排水性が良ければ何でもいいみたいなところはありますね(適当)
なので排水性重視で赤玉5割です。
市販の培養土を使うのはもともと肥料が入っていて楽だからです。
以上!

コメント
コメント一覧 (5)
ブルーベリーに一番必要なのは通気性らしいですね。酸度はその次に重要みたいです。
ハイブッシュ系は通気性と酸度がともに重要らしいのですが、ラビットアイは赤玉土と腐葉土だけでも育つと仰っている本もありますので、そこまでシビアじゃなさそうです。
我が家では針葉樹皮(強酸性)とココファイバーのみでブルーベリーを栽培しておりますが、通気性が良いみたいで元気に生長しています。また、軽いので腰に負担が掛かりにくいですし、水切れは鉢が軽くなるので、素人の私には非常に使い勝手が良いので助かってます(^^♪
しかし、夏の水切れには要注意です・・・。
針葉樹皮が手に入るのであればオススメ資材ですよ!ホームセンターではガーデンモスなどで販売されているようです。
こんばんはくつろぎさん。
私も最近ベリーズライフさんのところで通気性が重要だと書いてあるのを読みました。
>針葉樹皮(強酸性)とココファイバーのみでブルーベリーを栽培しております
園芸本などに載っているいわゆる基本用土がなくても育つものなんですね~。
そういった資材だけで育つという話を最近よく見るので、むしろ赤玉土は機能性としては「?」なのではないかと思ってしまうくらいです。
ガーデンモス近所のホームセンターで売ってます!
以前一度だけ購入してマルチングに使用していました。
用土にも使えるんですね~。今度試してみます!
園芸本は万人向けですから、当たり障りのない事を記述するのはむしろ普通でしょうね。赤玉土は手に入りやすい土で、どの植物にも使用できる万能な素材じゃないでしょうか!樹皮で栽培できるブルーベリーが異常な植物なんだと思います。
>以前一度だけ購入してマルチングに使用していました。
樹皮を特盛マルチにするとコガネムシ対策にもなりますし、針葉樹皮の場合はマルチによって用土を酸性寄りにすることもあるそうです。
>用土にも使えるんですね~。今度試してみます!
針葉樹皮は土ではないので、今までの用土とはかなり勝手が違います!ですので、最初はベリーズライフさんのデネブなどに混合をして、様子を見るのが良いかと思います。それと、今季はラビットアイ・接ぎ木苗・サザンハイブッシュのエメラルド自根苗でしか樹皮用土の栽培経験がありませんので、気難しいとされるノーザンハイブッシュ自根苗での樹皮用土の良し悪しは不明です・・・。
ちなみに、ガーデンモスらしき素材(樹皮繊維がバーク堆肥のような細かさだけど、堆肥ではない)を最近に入手しましたが弱酸性でした。削りたての針葉樹皮は水につけて数分くらいだと弱酸性ですが、一晩ほど水に浸すとPH4.5くらいの酸性になります!(水溶液検査で酸度測定をしました)
ブルーベリーって特殊なんですねえ。
確かに酸性を好んだり根のほとんどが細根だったりと結構他とは違う感じですもんね。
>最初はベリーズライフさんのデネブなどに混合をして、様子を見るのが良いかと思います。
やっぱりブルーベリー愛好家は使ってる人多いんですかね。
>水溶液検査で酸度測定をしました
そこまでやられているとはすごいです。私の場合面倒くさがりなのでpHのチェックなんて最初の張り切ってた頃にやったきりであとはかなり適当ですよ(笑)。
ノーザンハイブッシュは栽培条件が厳しいようですがやっぱりラビット、サザンに比べて美味しいんですかね?ベリーズライフさんの評価を見るとそういうふうに書いてあります。ただ最近はいろいろと新品種が出てきていて、特に大関ナーセリーさんの一押しであるユーリカ、トワイライト、OPIなどは全部サザンなのでノーザン一強も終わりなのかな?という印象もあります。
くつろぎさんはどう思われますか?
ブルーベリーが特殊なのは、未熟な生素材を使用しても窒素飢餓?にならないで、むしろ非常に良く生長するところみたいですね!ベリーズライフさんのホームページでも書かれているように、野菜とかだと未熟な生ものを用土に混ぜるのは基本的にはしないようです。
>やっぱりブルーベリー愛好家は使ってる人多いんですかね。
デネブは経年劣化もしにくいようですし用土自体が軽いので、鉢植え管理なら非常に良いですよ!土は重いです(^^;
>pHのチェックなんて最初の張り切ってた頃にやったきりであとはかなり適当ですよ(笑)。
ブルーベリーに限った事ですが、初めて使用する素材は一応チェックをしています!私も今は酸度測定をしておりません(^^;
>ノーザン一強も終わりなのかな?という印象もあります。
今年、観光農園に行って食べ比べてみて思いましたが、ラビットアイは品種によっては美味しいですがそれでもハイブッシュには負けますね!周りで栽培している方々も同じ意見が多いと感じます。
私は沢山の色々な品種を食べ比べたわけではないので何とも言えませんが、「ノーザン・サザン>ラビットアイ」と感じます。なので、ノーザンか?サザンか?は中立の立場です(^^;
ちなみにフロリダスターとブルークロップの味が一番好きです(^^♪