画像は夏果。円錐形になる
(逆に秋果は丸形)
【基本情報】
- トゲなし
- 二季成り
- タキイ種苗にて購入可能
【果実C】
今まで独特の味がするなと思っていたのは単に発酵しているだけだった・・・。
ジョンスクエアーはなぜかとても発酵しやすい品種なのだ。
ちなみに発酵した状態の果実を食べても食あたりなどにはならない。(もしかしたら個人差があるかもしれないので食べるときは自己責任で)
発酵した果実の食味はねっとりとしていて、ほんのり酒臭がする。甘みは薄いが旨味のようなものを感じることができる。
甘みが薄いのは発酵によって糖分がアルコールに変換されているせいだろう。
ちなみに発酵した果実は赤色がとても暗くなる。
明るい赤色の果実は未発酵であり、発酵済みより甘みを強く感じる。
しかし、そもそも他の甘みが優秀な品種に比べて甘いとは言い難い。
よってC評価とする。
評価は未発酵の果実を対象にしている。
夏果はきれいな円錐形になる果実が多く取れるので飾りに使うには見栄えがいい。
【収量A】
たくさん実る上に二季成りである。
秋果もしっかりとした円形の大ぶりの果実が実る。
大きさ、結果数、ともに優れている。
【育てやすさA】
まったくトゲがないのは大きい。
肥料をあまりやらない放任栽培でも大きく育ってくれる(やったほうがいいことは間違いないが)。
サッカーの発生数が多いのでいい枝を選別できる。
【総合評価B】
発酵という衝撃の真実が明かされてしまったジョンスクエアーだが(今更かよ)、収量と育てやすさの点で高得点を叩き出しなんとか総合評価Bを獲得。
ただし、甘みが薄いと感じるのは我が家の日照条件だからであって、周りに何も遮蔽物がなくフルに日照が当たる条件なら生食できるレベルの味になるのは容易に想像できる品種である。
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