天香園さんから購入させてもらった「ミロバランスモモ」が大きくなってきました。
2本注文して地植えと鉢植えの両方で育てているのですが、
やはり地植えのほうが成長がいいですね。
特に幹の太さが目に見えて違います。
地植えしたミロバランスモモは明らかに以前より太くなってきています。
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左が地植え、右が鉢植え(8号スリット鉢)
地植えが直径1.5cm、鉢植えが1.2cmくらいでしょうか
数値的にはそんなに離れてないように見えますが、
上の方を見ると主幹から発生している枝の太さが全然違うのがわかります。
やはり鉢植えと地植えでは植物を大きくするパワーに違いがあることがわかりました。
でもスペースがないんですよねぇ。

ミロバランスモモという品種は果実の流通こそないですが、スモモの接ぎ木の台木としての価値があります。(まあいつかはうちでミロバランスモモの果実も収穫したいと思っています。)
市場に出回っているスモモの接木苗のほとんどがス台、すなわちミロバランスモモを台木に使ったものらしいです。
以前の記事でも書いたのですが私は省スペース化のために多品種接ぎをやろうと思っています。それにあたってスモモの台木に何を使えばいいのかいろいろ調べたところ、ネットで次のような記述をいくつか見つけました。
「スモモの台木にはス台を使用しています」
最初は、「ス台?一体何のことなのだろう?品種の名前でもないようだし、何かの通称なのかな?」という感じでよくわかりませんでした。
調べていくうちにス台というのはいくつかあるスモモの台木に有用な品種のうちの一つの通称で、
正式な品種名を「ミロバランスモモ」といい広くスモモの接ぎ木に利用されているらしい。
書籍ではこの本でも同じことが書いてありました。
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スモモ―上手なつくり方 (特産シリーズ (6))
これはいずれのスモモとも親和性が高く、どこにでもむく。
©東城喜久1979『スモモ―上手なつくり方』「ミロバランスモモ台」の項より
とのことです。

(スモモの専門書ってなかなかなくて仕方なくかなり古い本を買ったのですが今回記事を書くにあたり改めて調べたらAmazonで普通に新しめの書籍が売ってました。)
(これとか。)

これで確証が得られました。
というわけでミロバランスモモの苗を購入し育てるに至ったわけです。
地植えにした苗が大きくなったらそこに色んな種類のスモモを接ぎ木したいと思っています。
楽しみです。



スモモの作業便利帳―だれでもできる結実安定、良品どり